不全角化とは? 毛穴が黒く目立つ原因

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「不全角化」とは、肌の角質細胞が不完全な状態で肌表面にあらわれてきてしまう症状のことです。

 

「肌のターンオーバーは28日」とよく言われますが、肌表面の角質細胞は、汚れや紫外線や摩擦など様々なダメージから肌を守る働きをしたあと、28日程度の周期で新しい細胞と入れ替わります。

 

しかし、肌のダメージが想定以上に大きく、予定より早く角質がやられてしまった場合、ターンオーバーの周期が異常に早まることで、まだ未成熟な角質細胞が表面にあらわれてきてしまいます。

 

この細胞は未熟なために、保湿機能やバリア機能が充分ではありません。
これによって肌の乾燥や炎症が進み、ますますターンオーバーが異常になってしまいます。

 

この不全角化が顔全体で起こっていると、化粧品のわずかな刺激にも耐えられない敏感肌となり、毛穴周辺ではすり鉢状に陥没して、毛穴が大きく目立つようになってしまいます。

 

不全角化の原因は不飽和脂肪酸?

資生堂が行った研究によると、肌の不全角化の主な原因は不飽和脂肪酸であるとわかりました。

 

この研究では、皮脂分析の結果、毛穴の目立つ人はそうでない人に比べて皮脂量が統計学的に有意に多く、その中でも特に不飽和遊離脂肪酸の比率が高いことが明らかになっています。

 

皮脂に含まれる代表的な不飽和脂肪酸としては、オレイン酸やパルミトレイン酸がよく知られています。
実際に被験者の顔にオレイン酸を塗布したところ、塗布部位ではキメが乱れ、肌が荒れた状態となり、有核細胞数(※)が顕著に増加することが判明したのです。

 

※肌表面の角質細胞は、正常な状態では核が消失しているもので、肌表面にあるのに細胞核が残っているということは、角質細胞としての成長が不完全であることを示しています。

 

これによって、毛穴のすり鉢状部の不全角化は、皮脂中の不飽和遊離脂肪酸が主因となって生じていることがわかったということです。

 

いちご鼻にオリーブオイルなんて以ての外!?

最近、毛穴のつまりが目立つ「いちご鼻」の解消のために、オリーブオイルを塗り込もうという方法がネット上で拡散しています。

 

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、皮脂と成分が近く角栓を分解する働きがあるため、いちご鼻の治療に効果的だということですが、この記事を読んでくれた皆さんなら、これが如何にバカらしいことかわかるでしょう。

 

世界一の化粧品メーカーである資生堂が「オレイン酸は毛穴の目立ちを悪化させる」と言っているのです。

 

それなのに毛穴にオレイン酸を塗り込むなんてどんなマゾプレイですか?(笑)

 

いちご鼻の解消には、正しいやり方での洗顔と毛穴ケアの保湿、引き締めが最も有効です。
王道こそが一番の近道なので、正しいスキンケアの知識を身につけ、王道を行きたいですね。